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小論文・レポートの書き方>論文執筆の注意/「これ」は何を指す | |||||||||||||||||
「これ」・「それ」は何を指す?中学や高校などの国語のテストを思い出してください。あるいは入試の国語でも良いでしょう。「天声人語」とかが書いてあって、「この『それ』はいったい何を指すか?」なんていう問題が出題されたりした記憶があるかと思います。結論から言えば「格調高い」と考えられている文章であっても、「それ」が何を指しているのかわかりにくい、したがって国語のテストに出題されるような文章は、論文・レポートとしては悪文です。 不幸にして国語の成績が悪かった人も悲観することはありません。論文の場合「それ」が何を指しているのかわからないのはあなたのせいではなく、その文章を書いた人が悪いのです。 スポンサードリンク
論文・レポートは読み手のセンスに期待するのではありません。文学は「味わう」もので、曖昧さも許されますが、論文は読み手を「説得する」ためのものですし、そのためには誤解を与えるような曖昧さは残してはいけません。誰が読んでも同じように解釈できるような工夫をすることが書き手に求められており、読み手が読み間違うのは、読み手の責任ではなく、筆者の側の責任です。読み手の文学的センス、国語の素養にかかわりなく、「それ」が何を意味しているかがわかるようにしなくてはいけません。 一番簡単な対策は指示代名詞を使わないことです。「あれ」「それ」「これ」「この件」「この点」などなど、できる限り指している内容で置き換えておきます。このように指す内容を明示しておくことは、特にパラグラフをまたいで指し示すようなときには重要です。見た目は同じ言葉の繰り返しになってスマートさには欠けるかもしれませんが、意味を明確にする、誤解を受けないようにするという点ではとても重要です。例1を見てください。 (例1) 例1の二つ目のパラグラフでは「この用途」から文章が始まっています。「この用途」が指すのは、前のパラグラフのどこかであるわけですが、いったいどの部分であるのかがはっきりしません。葉のことを言っているのか実のことを言っているのか。これでは文章全体の説得力が落ちてしまいます。このケースでは例えば例2のように、「この用途」の内容を明示すべきです。 (例2) スポンサードリンク
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