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大学入試・入社試験用小論文

 

入試・入社試験の小論文

 昨今は大学入試、あるいは入社試験でも小論文を課すところが増えてきています。暗記力だけでなく、即座に考えをまとめる力を見ようというものでしょうけれども、理にかなった試験方法だと言えます。

 入試・入社試験の小論文は大学院などで課される小論文といったい何が異なるかと言えば、決められた時間にまとめることが求められること、そして資料などを参照することができないこと、さらにテーマは与えられた物に限られることなどです。

 こうなると求められるものは主に二つ。

 一つは幅広い知識・知見です。つまり、常に多くの情報に接し、自分なりに消化しておくことの必要性です。でもこれは常日頃から心がけておくことで、なかなかノウハウとしてまとめられるものではありません(Z会進研ゼミ高校講座では指導しているようですが)。

 もう一つはこのサイトで紹介しています、論文の構造です。つまり、論点を明確にして、流れを作り、説得力を持ってまとめる、ということです。これは、どちらかと言えば技術です。つまり練習して鍛えることができるものです。

採点者は何を見る?

 試験の採点をする人の身になって考えてみましょう(入試ではないですが私も小論文の採点者です)。一度に数多くの小論文に目を通しますから、まず「読みやすい」かつ「説得力がある」ような論文になっていなければなりません。

 つまり、論文の冒頭から論点が明確になっていることが重要です。何を論じるのかが明確になっていれば、読み進めた時に頭に入りやすいからです。

 本論の部分も、パラグラフ同士のつながりに気をつけ、一貫して論が進むように気をつけます。知識をひけらかそうと思って、余分な物を入れてはいけません。それは読み手の意識の妨げにしかなりません。

 コツとしては、まず各パラグラフのトピックセンテンスにあたるものを書き出します。パラグラフを書いてしまってから並べ替えるのは大変ですから、トピックセンテンスを思い浮かべて、あるいはメモして順序を決めます。

 そして論がスムースに流れることを確認したら、各パラグラフを肉付けしていきます。

 頭の中でトピックセンテンスを考える、そしてそれを並べ替える、いわば頭の中でワープロのアウトラインモードを使うような作業ができるようになれば、短時間で筋の通ったよい小論文が書けるようになります。

 
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