小論文の書き方・レポートの書き方パラグラフ/トピック以外の文

トピックセンテンス以外の文

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トピック以外の文

トピックセンテンス以外の文章は、統一性のある構造によって整理され、記述されなくてはいけません。例えば並列、時系列、あるいは論理を追う構造などが挙げられます。こうしたものを混ぜてしまうと、わけのわからないものになってしまいます。

並列した文

並列というのは、例1のように、同じ重さの項目を順々に並べるものです。この例では「ロープとしての用途」「ソースの材料」「飲料の材料」というのを並列させて、バオバブが多目的である、という説明に用いています。

(例1)
「バオバブは多目的に使われる木である。西アフリカでは、幹の下の方の樹皮がはがれたバオバブの木を良く見かけるが、これは現地の人たちがバオバブの皮をはいでロープにしているためである。またバオバブの葉は食用となり、緑色のソースを作るのに使われている。そして実はビタミンCが豊富で、種子の周りについた部分を水に溶かし、砂糖を加えた飲み物が売られている。」

時系列で並んだ文

時系列というのは、読んで字のごとく、時間軸に沿って並べる書き方です。例えばある国で起きたトピックを並べる場合、でたらめの順序で並べるのではなく、ある秩序を持って記述します。

(例2)
「日本は昔から世界とのつながりを持っていた。魏志倭人伝は多分弥生時代には既に中国大陸と日本との交流があったことを示している。飛鳥時代には朝鮮半島から多くの渡来人がやってきて帰化している。遣唐使・遣隋使が派遣されたのは奈良・平安のころのことである。・・・」

論理を追う構造の文

次に論理を追う構造ですが、よく知られている例を出すならば「風が吹けば桶屋が儲かる」でしょう。「風が吹けば桶屋が儲かる」自体がトピックセンテンスと考えれば、「風が吹けばほこりが舞う・・・」から始まる因果関係の記述は、トピックセンテンスを裏付けるための、論理を追った文の構造と言えます。

これ以外にも文を並べる構造は考えられるでしょうが、常に秩序正しく、どのような基準に基づいて並べられているのかが明確にわかるようにするのが、説得力のある文章にするためのコツです。複数の基準を混ぜては判りにくいものになりますから、かならずひとつのパラグラフの中では統一された基準を用いるようにしてください。

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