小論文の書き方・レポートの書き方履歴書・職務経歴書の書き方

履歴書・職務経歴書書き方のポイント

履歴書・職務経歴書のポイント

履歴書職務経歴書は定型化されている場合が多いです。市販の履歴書もありますが、代表的なフォーマットは、インターネット上のあちらこちらでダウンロードができます。ですから、単に空欄を埋めるだけと思われがちですし、確かに埋めるだけの欄も多くあります。

しかし、履歴書や職務経歴書を書く目的を、提出された履歴書や職務経歴書を審査する側になって考えて見ましょう。

もちろん、履歴書や職務経歴書を見て、その人を雇うかどうかの一時的な資料にするわけです。履歴書や職務経歴書だけで審査が済むことは稀ですが、まず第一の関門が履歴書と職務経歴書になります。

そして、人材を募集している時には、同時に大勢が履歴書や職務経歴書を提出している可能性が大です。ということは、まず履歴書や職務経歴書でアピールできることはアピールして、人事担当者の目にとまらなくてはなりません。そのためには履歴書や職務経歴書の書き方も重要になります。単に空欄を埋めるだけでは差別化はできませんから。

では、どのような欄が書き手の工夫の余地がある部分でしょうか。それは履歴書であれば「志望の動機」や「特技」など、ある程度自由に書ける欄です。職務経歴書であれば、「業務内容」などが該当し、これらの欄の書き方がポイントになります。

履歴書・職務経歴書をどのように書くか

「埋めるだけの欄」つまり学歴とか職歴でも事実を列挙だけすればよい部分にはさほど説明の余地はありませんので、ここでは上に書いたポイント、ある程度自由に書ける欄に絞って説明します。

ずばりこうした欄は「アピール」のために使う、使える欄です。ですからまずアピールしたいこと、そして読む側にとってアピールになることを内容にすべきです。それは履歴書を出す会社の業務内容や、職務に期待されることとの関連性、ということになるでしょうか。

そして重要なのはアピールをどう書くか、です。何しろ場合によっては数多くの履歴書を担当者は見なくてはいけないわけですから、何がポイントかがすぐにわかるような書き方をしなくてはいけません。

従ってアピールの書き方はパラグラフの項で説明したことと同じになります。つまり、一つの欄に書かれていることを一つのパラグラフとして考え、構造を作るのです。

パラグラフですから、まずトピックセンテンスがトップに来ます。つまりアピールしたいことを一番目をひくトップに持ってきます。そして、トピックセンテンスを裏付ける内容を、以下に続けて書きます。

採用担当者は、履歴の結果として何ができるか、何をしたいかを知りたいのですから、知りたいことを先に出します。こうすることによって文章は締まった印象を持つことができますし、担当者は知りたいことをまず知ることができます。