小論文の書き方MSワードの使い方論文を書くためのMSワード

論文を書くためのMSワード

皆さんは論文やレポートを書く時にどのようなワープロソフトをお使いでしょうか。「一太郎を使っています」という方は今や絶滅危惧種に近いようで、多くの方はマイクロソフトのワード、(以下MSワード)を使っていると思います。

実はMSワードはさすが、米国産のワープロだけあって、パラグラフ・ライティングを意識した、論文を書くのに便利な機能が満載されています。あとから紹介しますが、アウトライン機能や見出し(ヘッディング)の設定、図表番号の挿入や、それ以外にもたくさん。とても便利で、MSワードがなかったら、私の修士論文執筆の速度はずいぶん遅くなったと思います。

ところが、日本では、多くの方がMSワードの機能をフルに使いきっていません。見出しの設定を単に大きな文字にする機能だと思っていたり。これでは宝の持ち腐れどころか、自分の貴重な時間を無駄にしているのですが、それに気が付いていません。

世の中にMSワードの解説本や解説サイトはたくさんありますが、そのほとんどは「MSワードを使ってどのように見かけをよくするか」を解説しているだけで、MSワードが本来持つ論文・レポートを書く時の強さについての解説本はほぼありません。

このコーナーでは、MSワードの持つ論文やレポートを書くために必要・重要な機能を、各機能別に紹介していきます。この記事は、パラグラフ・ライティングの記事と連動していますので、パラグラフ・ライティングに関しても併せてごらんください

まずはアウトライン・モードに関する説明です。