小論文の書き方・レポートの書き方書き方のコツ/トップダウン・ボトムアップ

トップダウン・ボトムアップ

具体的に論文を書いていくときには大雑把に言うと、トップダウンと、ボトムアップの二つの方法があります。

トップダウン

トップダウンは、論文の大構造から先に決め、そこから詳細な下部構造を作っていくアプローチの仕方です。

「序論」「本論」「結論」の、特に本論部分をさらに詳細に分け、大見出しを設定し、さらにそれらを小見出しや、さらに下のトピックセンテンスとして作って行きます。そしてトピックセンテンスまで決めてから、各パラグラフに肉付けをして行きます。

最初に構造を作ってしまうので、論文の流れが把握しやすくなります。論理構造も事前にチェックできますから、論文を書く場合には標準的な方法と言えます。

ちなみにこうした作業にはMSワードのアウトライン機能がとても便利です。

ボトムアップ

一方ボトムアップの方法は、論文やレポートのテーマに沿ったアイデアを、ブレインストーミングのような形で次々に生み出し、それらを1アイデア1パラグラフとしてまとめて行くやり方です。

ある程度パラグラフがたまったら、それらの間の関係を考え、分類したり、並べ替えたりして構造を作っていきます。どこにも入らないアイデア・パラグラフは、無理やり入れずにはずすようにします。

こうしておいてから、不足している部分をトピックセンテンスとして補い、さらに肉付けをして行きます。

アイデアプロセッサのようなものや、KJ法など、先に出した考えをまとめていくツールがボトムアップには有効です。

そして特にボトムアップの場合に重要なことですが、議論の流れに入らないトピックやパラグラフは捨ててしまいます。「せっかくメモしたのだから」とそのままどこかに入れようとすると、論文の主張を弱め、読んだ人が議論の流れを追うのを邪魔してしまいます。

組み合わせ

以上二つが一般的に考えられる論文の構成の仕方ですが、普通はこの二つを組み合わせて使うことが多いように思います。

私のやり方は、全体の構造を先に決めつつも、頭に浮かんだアイデアはトピックセンテンスや、パラグラフとしてどこかにそのつどメモをしておき、再び全体構造に戻ってそれらのアイデアを入れる余地があるか、入れるためにはどのように構造を変えたら良いかを検討します。

大きな流れや枠組みはトップダウンで構築しておいて、細部は思いついたときのメモや文献調査の時のメモを使ってボトムアップで作るのもお勧めです。

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